基礎知識

-KNOWLEDGE-

資金

建築計画において一番先に考えなくてはならないところです。自己資金や公的借り入れ(住宅金融公庫)、民間借り入れ(銀行)をあわせてどれくらいまで予算をたてれるか判断しなければなりません。

また、税金や登記費用、水道加入金等の付帯費用を差し引いて建築費を出しておくことが大事です。


工法

現在、○○工法とよばれるものが数限りなくあります。基本的には、どれも似通っており、ほんの少しの違いで○○工法と数多くあるのが現状です。この中で一番いい工法というのは特別ありません。どの工法も長所と短所を持ち合わせており、一概には言えませんが唯一、選ぶとしたら、それは、オーナーの住宅に対する考えかたで決まります。では、どの工法が自分の考えかたと合っているのか、わからないと思いますが、その時は設計事務所の門をたたいてみましょう。


土地

土地にはそれぞれ住所とは別に番号が付いています。(地番)また、その地域によって、その土地に係る制限が多数ありますので、事前に詳しく調べておくことが大事です。昔、田んぼだったところが造成されて分譲される事がありますが、この場合、地盤が弱く、沈下する可能性もありますので、建築費以外にも土地の地盤を改良したり、杭を打ち込んだりする費用も場合によってはかかってくる可能性がありますので、地面の下も詳しく調べて置けば安心です。


間取り

現在、建築技術の発達により、造ることができない空間はないと言われております。その中で、オーナーが考える間取りでは例えば居間が10丁、和室が8丁子供室が6丁などという考え方が多くを占めていますが、縦の空間や、動線の考え方、光の入り方や部屋の明るさ、今話題となっている風水、こういったものを、あらゆる角度から考えたほうが良いと考えます。「家は三度建てなければ納得しない」といわれますが、現代で3回も住宅を建てることなど考えられません。満足のする、納得のいく住宅を建てましょう。


健康

アレルギーという言葉が良く聞かれますが、住宅の中にいてもアレルギーになることが最近多くなっています。それは、接着剤に含まれるホルムアルデヒドで、これが今、問題になっています。対策として、壁紙、合板、フローリングなどに厚生省基準のホルムアルデヒド含有量がすくないものを使用するか、自然素材を多用することが最善策であります。


環境共生住宅

家づくりとは、単に自分の家を自分の夢だけでつくる事の様に思われてきました。その結果が自然を破壊して宅地をつくり、凸凹で汚れた町並をつくってきました。環境共生住宅とは、単に快適で健康な居住環境をつくるだけでなく、周辺(町や近くの自然)に働きかけ、そして地球環境に負荷を与えない家づくりの事です。